「HashPort Walletって何?」
「Web3ウォレットって難しそう……」
「JPYCやNFTを使ってみたいけど、何から始めればいいの?」
そんな人に注目してほしいのが「HashPort Wallet(ハッシュポートウォレット)」です。
HashPort Walletは、ステーブルコインや暗号資産、NFT・SBTなどのデジタル資産をスマートフォンで管理できるWeb3ウォレットです。
もともとは大阪・関西万博で使われていた「EXPO2025デジタルウォレット」で、万博終了後にHashPort Walletへリニューアル。これまでの資産や利用履歴などを引き継ぎながら、ステーブルコインやポイントとの連携など、より日常で活用しやすい機能が追加されています。
とはいえ、
「そもそもウォレットって何?」
「普通の銀行口座とは違うの?」
「初心者が使っても大丈夫?」
など、Web3に慣れていない人にはわかりにくい部分もありますよね。
この記事では、HashPort Walletとはどんなサービスなのか、何ができるのか、特徴や基本的な使い方、利用前に知っておきたい注意点まで初心者向けにわかりやすく解説します。
1.HashPort Walletとは?
1-1.デジタル資産を管理できるWeb3ウォレット
HashPort Walletは、株式会社HashPortが提供するWeb3ウォレットアプリです。
簡単に表現すると、
「デジタル資産を管理するためのお財布」
のようなもの。
私たちが普段使っている財布には現金やカードなどを入れますが、Web3ウォレットではステーブルコインや暗号資産、NFTなどのデジタル資産を管理します。
HashPort Walletでは、スマートフォンひとつでさまざまなデジタル資産をまとめて管理できるのが特徴です。
「Web3に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」
という人にとっても、デジタル資産に触れるきっかけとなるアプリでしょう。
1-2.EXPO2025デジタルウォレットからリニューアル
HashPort Walletの前身となっているのが、大阪・関西万博で利用された「EXPO2025デジタルウォレット」です。
万博終了後もサービス自体がなくなったわけではなく、「HashPort Wallet」としてリニューアルされました。
旧アプリの利用者はアップデートによって移行でき、NFTやSBTなどの資産も引き継がれています。
万博での体験を一時的なものにせず、その後もWeb3やデジタル資産を日常で活用できるサービスへ発展しているというわけですね。
1-3.ノンカストディアル型のウォレット
HashPort Walletは「ノンカストディアルウォレット」と呼ばれるタイプです。
……と言われても、初心者にはちょっと難しいですよね。
簡単に説明すると、運営会社などの第三者にすべての資産管理を任せるのではなく、ユーザー自身がウォレットを管理する仕組みです。
自分で資産を管理できる自由度がある一方で、認証情報などを適切に管理することも重要になります。
「運営会社に全部お任せ」というサービスとは少し違うことを覚えておきましょう。
2.HashPort Walletで何ができる?

2-1.ステーブルコインを管理できる
HashPort Walletの大きな特徴のひとつが、ステーブルコインを扱えることです。
ステーブルコインとは、法定通貨など特定の資産に価値が連動するよう設計されたデジタル資産。
たとえば、
・日本円に連動する「JPYC」
・米ドルに連動する「USDC」
などがあります。
価格が大きく変動する暗号資産とは性質が異なり、決済や送金などへの活用が期待されています。
HashPort Walletでは、こうしたステーブルコインをスマートフォンで管理・活用できます。
2-2.ビットコインなど複数のデジタル資産を管理できる
HashPort Walletは、複数のブロックチェーン・デジタル資産に対応しています。
Ethereum(イーサリアム)、Polygon(ポリゴン)、Base(ベース)、Aptos(アプトス)などに加え、2026年にはBitcoin(ビットコイン)にも対応しています。
複数のウォレットを使い分けるのではなく、対応しているデジタル資産をひとつのアプリで管理しやすいのがメリットです。
ただし、対応するチェーンや資産は今後も追加・変更される可能性があります。
実際に送金や入金などを行う場合は、必ずアプリ内や公式サイトで最新の対応状況を確認しましょう。
2-3.デジタル資産を交換できる
HashPort Walletからは、分散型取引所(DEX)を利用してデジタル資産を別の通貨へ交換する「スワップ」も利用できます。
たとえば、保有しているデジタル資産を別の対応資産へ交換するといった使い方です。
ただし、ここでひとつ覚えておきたいポイントがあります。
HashPort Walletから利用できるスワップは、外部事業者であるKana Labsが提供するサービスです。
HashPort自体が提供しているスワップサービスではありません。
利用するときは交換レートやネットワーク手数料、利用条件などを確認してから操作しましょう。
2-4.NFT・SBTをまとめて保管できる
HashPort Walletでは、NFTやSBTといったデジタル資産も管理できます。
NFTというとデジタルアートをイメージする人が多いかもしれませんが、イベントの記念品やデジタル特典など、さまざまな用途があります。
また、SBT(Soulbound Token)は原則として譲渡できない性質を持つトークンで、会員証や参加証明などへの活用が期待されています。
イベントでもらったNFTやSBTをスマートフォンのウォレットにまとめておけば、必要なときに確認しやすくなります。
2-5.普段のポイントをデジタル資産に交換できる
Web3初心者にとって面白いのが、普段使っているポイントとデジタル資産をつなぐ仕組みです。
HashPort Walletでは、対象となるポイントサービスで貯めたポイントをデジタル資産へ交換できる機能が提供されています。
「暗号資産を買うのはちょっとハードルが高い……」
という人でも、普段の生活で貯めたポイントを入口にデジタル資産へ触れられるのが特徴です。
対応ポイントや交換できる資産、交換条件などは変更される可能性があるため、利用時にはアプリ内の最新情報を確認してください。
3.HashPort Walletの特徴・魅力
3-1.Web3初心者でも触れやすい設計
Web3という言葉を聞くと、
「専門知識が必要そう」
「英語ばかりで難しそう」
「操作を間違えそうで怖い」
と感じる人も多いのではないでしょうか。
HashPort Walletは、こうした初心者でもデジタル資産へ触れやすいことを意識したウォレットです。
スマートフォンアプリとして利用でき、資産の管理だけでなく、ポイントやNFTなど身近なところからWeb3へ触れられます。
いきなり高度なDeFiサービスを使うのではなく、まずウォレットを作って中身を確認してみるところから始められるのがポイントです。
3-2.複数のデジタル資産をまとめて管理しやすい
Web3では、ブロックチェーンごとに異なるサービスや資産が存在します。
慣れてくると、
「この資産はこのウォレット」
「こっちは別のウォレット」
と管理が複雑になってしまうことも。
HashPort Walletは複数のチェーンに対応しているため、対応範囲内であればさまざまなデジタル資産をひとつのアプリから確認できます。
特に、ステーブルコインだけでなくBitcoinやNFT・SBTなども扱いたい人にとって便利なポイントでしょう。
3-3.JPYCなど日本円ステーブルコインにも対応
HashPort Walletでは、日本円に連動するステーブルコイン「JPYC」を利用できます。
「Web3=海外の暗号資産」という印象を持っている人もいるかもしれませんが、日本円と連動するデジタル資産が登場したことで、Web3をより身近に感じられる機会も増えています。
HashPort WalletではJPYCの管理だけでなく、2026年7月からアプリ内でJPYCの発行・償還に関する一連の操作もできるようになっています。
JPYCを使ってみたい人にとって、注目したい機能のひとつです。
3-4.大阪・関西万博のウォレットを引き継いでいる
HashPort Walletの特徴として外せないのが、EXPO2025デジタルウォレットを引き継いだサービスであることです。
EXPO2025デジタルウォレットは累計100万ダウンロードを達成。
万博終了後はHashPort Walletへとリニューアルされ、NFT・SBTなどを引き継ぎながら機能拡張が続けられています。
万博をきっかけにウォレットを使い始めた人が、その後もデジタル資産を活用できるようになっているのが特徴です。
4.HashPort Walletの使い方
4-1.アプリをダウンロードする
HashPort Walletを利用するには、まずスマートフォンへ公式アプリをダウンロードします。
iPhone・Android向けに提供されているため、自分の端末に対応するアプリストアからインストールしましょう。
ウォレットは資産を扱うアプリなので、似た名前のサービスや偽アプリを避けるためにも、公式サイト経由でアプリストアへ移動する方法がおすすめです。
4-2.アプリの案内に沿って初期設定する
アプリをインストールしたら、画面の案内に沿って登録・初期設定を進めます。
Web3ウォレットでは資産を自分で管理する性質上、ログインや認証に関する情報の管理が非常に重要です。
設定時に表示される注意事項を飛ばさず確認し、大切な認証情報を第三者へ教えないようにしましょう。
4-3.ウォレットで資産を確認する
初期設定が完了したら、ウォレット画面から対応するデジタル資産を確認できます。
初めてWeb3に触れる場合は、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
まずは画面の見方や対応している資産、送受信方法などを確認して、操作に慣れていきましょう。
4-4.慣れてきたら送受信やスワップなどを利用する
ウォレットの操作に慣れてきたら、必要に応じてデジタル資産の送受信やスワップなどを利用できます。
ただし、Web3では送金先アドレスや利用するネットワークを間違えると、資産を取り戻すのが難しい場合があります。
初めて送金するときは特に、
・送金先アドレス
・利用するチェーン
・送金する資産
・数量
・必要なネットワーク手数料
などをよく確認しましょう。
5.HashPort Walletを使う前に知っておきたい注意点

5-1.「初心者向け=絶対安全」ではない
HashPort Walletは初心者でも利用しやすい設計ですが、デジタル資産を扱う以上、リスクがなくなるわけではありません。
特にノンカストディアルウォレットでは、ユーザー自身が資産管理に関わる重要な役割を持ちます。
「有名なウォレットだから何をしても大丈夫」と考えるのではなく、基本的なセキュリティ対策を行いながら利用しましょう。
5-2.パスワードや認証情報を他人に教えない
ウォレットを利用するときは、パスワードや秘密鍵などの重要な情報を第三者へ教えないことが大切です。
SNSやメールなどで、
「ウォレットを復旧します」
「サポートのために認証情報を教えてください」
などと連絡が来ても、安易に重要情報を入力・送信しないようにしましょう。
公式サポートを利用するときも、必ず公式サイトからアクセスしてください。
5-3.送金先とネットワークを必ず確認する
デジタル資産を送金するときに特に注意したいのが、送金先アドレスとネットワークです。
銀行振込とは仕組みが異なり、一度実行したブロックチェーン上の取引は簡単に取り消せない場合があります。
コピーしたアドレスが正しいか、送る資産と受取側が対応しているチェーンは一致しているかなどを確認しましょう。
不慣れなうちは、少額でテストしてから本来の金額を送る方法も検討してください。
5-4.ステーブルコインにもリスクはある
ステーブルコインは法定通貨などと価値が連動するよう設計されていますが、「絶対に価格が変わらない資産」という意味ではありません。
発行体や仕組みによってリスクは異なり、価値の連動が崩れる可能性などもあります。
利用する場合は「ステーブルコインだから絶対安心」と考えず、それぞれの仕組みや利用条件を確認することが大切です。
6.HashPort Walletはこんな人におすすめ
6-1.Web3をこれから始めてみたい人
HashPort Walletは、
「Web3に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない」
という初心者が、デジタル資産に触れる入口として検討しやすいウォレットです。
日本語で使えるスマートフォンアプリなので、海外ウォレットに抵抗がある人にも比較的取り組みやすいでしょう。
6-2.JPYC・USDCなどのステーブルコインを使ってみたい人
JPYCやUSDCといったステーブルコインに興味がある人にも向いています。
特にJPYCについては、アプリ内で発行・償還に関する操作までできるようになっており、日本円ステーブルコインを実際に使ってみたい人にとって便利な選択肢のひとつです。
6-3.NFTやSBTをまとめて管理したい人
イベントなどでもらったNFT・SBTを管理したい人にもHashPort Walletは便利です。
EXPO2025デジタルウォレットから移行した人なら、万博で獲得したNFT・SBTなども引き継がれています。
デジタル上の思い出や証明をウォレットで持ち歩けるのは、Web3ならではの楽しみ方でしょう。
6-4.普段使っているポイントからWeb3を体験したい人
いきなり暗号資産を購入することに抵抗がある場合は、ポイントをきっかけにWeb3へ触れてみる方法もあります。
普段の生活で貯めた対象ポイントをデジタル資産へ交換できるので、
「Web3は難しそうだけど、ちょっと試してみたい」
という人にも始めるきっかけがあります。
まとめ

HashPort Walletは、ステーブルコインや暗号資産、NFT・SBTなどをスマートフォンで管理・活用できるWeb3ウォレットです。
大阪・関西万博で使われていた「EXPO2025デジタルウォレット」からリニューアルされ、万博で獲得した資産を引き継ぎながら、現在も機能が拡張されています。
HashPort Walletでできることをまとめると、
・JPYCやUSDCなどのステーブルコインを管理する
・Bitcoinなど対応するデジタル資産を管理する
・DEXを利用してデジタル資産を交換する
・NFTやSBTを保管する
・対象ポイントをデジタル資産へ交換する
などがあります。
専門用語が多いWeb3の世界ですが、すべてを理解してから始める必要はありません。
まずはHashPort Walletがどんなアプリなのかを確認し、興味のある機能から少しずつ触れてみると理解しやすくなるでしょう。
ただし、デジタル資産を扱う以上、送金ミスや認証情報の管理、ステーブルコインなど各資産固有のリスクには注意が必要です。
「JPYCを使ってみたい」
「NFTをスマホで管理したい」
「Web3に興味はあるけど、難しそうで始められなかった」
という人は、HashPort WalletをWeb3への入口としてチェックしてみてはいかがでしょうか。



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